1894年(明治27年)、志賀重昂により書かれ大ベストセラーとなった「日本風景論」。
日本の風土がいかに欧米に比べて優れているかを情熱的に綴り、
日本人の景観意識を一変させ「国の姿」を伝えた書物です。
志賀重昂は、この本で日本人としての芯、アイデンティティを持った上で、
外国からやってくる優れた文化・芸術を上手に取り入れることの重要性を示しました。
そして現代、日本人のアイデンティティの確立がままならない今、
日本はこんな素晴らしい国だと感じてもらうために、
日本青年会議所は、「新・日本風景論」を世に問うことにしました。
我々は、国民が、日本人として大切にしなくてはならない歴史、伝統、文化や美しい精神性を知り、
日本の矜持を取り戻し、「世界のたから」と昇華した日本の誇りを次の世代へ繋ぎ、
未来を切り拓く国民意識を醸成することで、「たくましい国」日本を創造します。